秩父新電力株式会社

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容量拠出金について

容量拠出金の電気料金への反映

容量拠出金は、全国の小売電気事業者に対し、各エリアにおける電力消費ピーク時において、各事業者の需要家が消費していた消費電力の規模に応じて負担を求められるものとなります。
そのため当社では、お客様の契約状況に応じ、ご負担をいただくこととさせていただきます。

《 お客様のご負担額 》

容量拠出金の単価

2024年度の単価は下表のとおりです
容量拠出金の単価は各年度で変わります(各年度の容量市場の約定価格等と連動)

容量拠出金をお支払いただく目的

お客様にとっては電気料金の負担増となってしまい申し訳ありませんが、秩父新電力としては容量市場は以下のような目的を実現するための重要な制度と考えておりますので、ご理解・ご協力の程よろしくお願いいたします。

(1)将来的な供給力不足・停電の予防

容量拠出金は、電力供給の安定性や効率性を向上させるために、
将来的な供給力不足に備えて、発電所の更新や新設などに必要な資金を予め確保する仕組みです。

このような取り組みによって、電力供給の安定性や効率性が向上し、将来的な需要増加にも十分に対応できるようになります。

(2)電気料金の変動抑制

容量市場は急激な価格変動を防ぐための仕組みとも言えます。
容量拠出金を通じて、必要な電力を予め確保することで、需要が急増しても供給力不足を抑制することができ、市場価格・電気料金が急騰するのを抑えることができます。
つまり、電力の需要と供給のバランスを保つための重要な仕組みなのです。
尚、これまではグローバルな政治経済的事象により、需要と供給のバランスが崩れること等によって、市場価格は下図のとおり大きく変動してきました。

(3)再エネ主体の未来への移行

容量市場は端的に言うと4年後に稼働する発電所を選定する仕組みで、その選定された発電所にお客様からいただいた容量拠出金が支払われます。
4年後に稼働する発電所は、運用コストの安い順に、必要容量が充たされるまで選ばれて行きます。4年後に稼働する発電所に選ばれなかった発電所は、基本的には引退していくことになります。
運用コストは基本的に再エネが一番安く、老朽火力発電所が一番高いと言われています。なので容量市場の仕組み上、再エネを増やしていくことで、再エネが老朽火力発電所にとって代わって、4年後に稼働する発電所に選ばれて行きます。
この新陳代謝のサイクルを継続していくと、秩父新電力が目指している再エネによるエネルギーの地産地消や、地域脱炭素化が実現できると考えています。

〇容量市場とは
容量市場は、将来にわたる日本全体の電力供給力を効率的に確保する仕組みです。電源投資が適切なタイミングで行われ、予め必要な供給力を確保することにより、中長期的に卸電力市場価格の安定化を実現します。電気事業者の安定した事業運営を可能とするとともに、電気料金の安定化により電気を契約いただいているお客さまにもメリットをもたらすことが容量市場の目的です。

〇容量拠出金とは
容量拠出金とは、容量市場における電力供給力の確保を目的に、小売電気事業者および一般送配電事業者、配電事業者が負担する費用のことを言います。弊社を含む小売電気事業者は、2024年より電力広域的運営推進機関の約定金額で定められた容量拠出金の負担が義務付けられています。

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