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2020年度から姉妹都市・荒川区に電力供給を開始します
秩父新電力では、2020年4月2日から順次、秩父市の姉妹都市である荒川区の公共施設への電力供給を開始いたします。対象となるのは荒川区直営の低圧施設・88件で、幼稚園・保育園・学童クラブ等が含まれます。
荒川区からは、区内における再生可能エネルギー(再エネ)の設置可能量が限られている中、秩父新電力がちちぶ産再エネ等を仕入れて供給する、より排出係数※1が低くかつ低廉な電力を受給することによって、区内の低炭素化を推進できる点に賛同いただきました。一方で秩父新電力は、荒川区からの電気代収益をちちぶ地域の経済活性化に結びつけていきたいと思います。また、これまでも荒川区と秩父市は姉妹都市として、自治体間で各種の交流事業を行なってきましたが、今回新しく電力のつながりが生まれたことを契機として、荒川区の子ども達にちちぶ地域でエネルギー学習をしていただく等、秩父新電力が関わる形で地域間交流の促進を目指していきます。
このように、地域間のつながりを通じて、お互いが各地域の特性に応じて資源を補完し支え合うことにより、それぞれの地域課題解決に取り組む試みは、国が提唱する「地域循環共生圏」のコンセプトにも合致すると考えられます。秩父新電力では、今後も、ちちぶと他地域とのつながりをエネルギーの観点から強めていき、支え合いの関係の中でお互いの地域課題解決を図っていくことを目指していきます。
※1:電力1kWhに含まれる温室効果ガスの量(t-CO2)を表す係数